藁にもすがる思いでカウンセリングへ
カウンセリングに行ってきました。
カウンセリングで鬱なんて治るものか!
と、少々怒りむき出しで臨みました。
薬を使っても何年も何年も苦しんできたのに、
そんなちょっとやそっとのことで治ってたまるものか!と鼻息をふんふんさせています。
いや、そんな考えでカウンセリングしても意味ないじゃないか。
でもやります。やれることは藁にもすがる思いでやります。
矛盾しておりますが、
とにかくカウンセリングを始めることにしました。
と言っても何度かこの先生にカウンセリングしていただいているんです。
でも、苦しくなってキャンセルを繰り返してきました。
それと、どんどん親しくなると怖くなって、急に距離を置きたくなります。
昔からです。
これからはカウンセリングで感じたことをレポートにしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
なぜ、生き辛いの?
本日は、なぜ生き辛くなってしまうのか?
なぜ、死にたいと思うようになるのか?について考えてみたいと思います。
生物は生理的欲求を抱えています。
ERG理論というもので、生存欲求、社会欲求、自己欲求に分けられます。生存欲求は生き続けたい、そのためのお金がほしい。快適に過ごしたい。
人間にもともと備わっている欲求であるのに、
なぜ、うつ病になると死にたいと死を望むようになるのでしょうか?
弱肉強食の世界で必死に命を奪い、自分の命を守る生物が一変して、自分の命を捨てる、あるいは、生きていたくないと切望するのです。
人間以外の動物は、寄生虫に肉体を占拠されたとき、寄生虫の命令によって死へと追い込まれることもあります。
そのおかげで寄生虫は生き延び繁栄することができます。
人間は死を目の前にして怖いという感情を持つ人が大多数ではないでしょうか?
しかし、私はうつ病になった時、死より生きることの方が恐ろしく感じたのです。
それは、人間としての本能が破壊されたと言っても良いのではないでしょうか?
壊れてしまった原因をしっかりと見定め、修理します。そして、同じことを繰り返さないように点検を欠かさない。それがうつ病を治す第一歩ではないでしょうか?
私の友人は、自分の自転車の面倒を丁寧に見ていました。異常が出る前から定期的に油を差し、少しでも変わったことがあれば、その根本を探すのです。
不都合があれば、その場所を修理します。
まるで我が子のように大切にものを扱う友人をみて初めて、ハッとさせられたことを覚えています。
友人は自分のこともそんなふうにちゃんと面倒を見てるに違いないと思いました。
それにひかえて、私はどうでしょう?
自転車でいうとそんなに丁寧に気遣ってはいません。
自分の身体や、心のこと、一つ一つ粗末に扱っていたと思います。
粗末さが度を増して、乱暴に扱うようになりました。
自分には価値はないし、他人より劣っているんだ。
だからもっと頑張らなくちゃいけない。
その頑張りで精神はやがて尽きます。
もう頑張らなくていい。と安心させたくて今度は体を傷つけました。
健康になりたくない。どうでもいい。そう思って、体に悪いお菓子を過食しました。
自分から健康な食事を拒否するようになりました。
わたしはいつの間にか壊れていました。
どうして壊れているかも分からず、どこでそうなったのかさえ気づかずにここまでやってきたのです。
第一歩として、壊れた部分を少しずつ直していきます。
そこで厄介なのが、直そうとする自分や、向き合おうとする自分に攻撃してくるもう一人の自分です。その攻撃的な自分とも良い友好関係を築けるようにしていくことが必要です。
人生にはちょっとした法則がある?
いきなりですが、みなさんの趣味はなんですか?仕事はなんでしょうか?
私はお菓子を作ることが趣味です。
ふわふわのスポンジ。気泡を潰さないように衝撃を与えるのは一度だけ。
カスタードクリームもトロトロになってすぐに火を止めると粉っぽくなってしまいます。
ツヤが出るまで火にかけながら混ぜなければいけません。
お菓子作りやその他の料理、はたまた、釣りやサーフィン。いろんなことに上手くいく秘訣があるんですね。
そんな当たり前のことですが、人生のこととなると感情に支配されて、そんな法則のことは忘れていませんか?
知らないことで失敗します。
言ってしまえば、知っていれば上手くいくのです。
後輩と接する時、後輩が気後れしてしまわないように、少しだけ安心するような言葉を伝えてあげるだけで、良好な関係が築けますよね。
これも当たり前のように感じてしまいますが、
分かっているだろう…とついつい伝えることを忘れてしまいますよね。
小さなことをそんなことまで?と思わずに丁寧にするだけで何か変わっていくのかもしれません。
嫌われるのが怖い?
みなさん、人から嫌われたり、傷つけられたり除け者にされたりするのは辛いですよね。
だから、人と接するのが怖くなるし、出来るだけ一人でいたいと思います。
私も人と接するのがこわくて引きこもっていました。どんな評価を下されるのだろう?
ダメだと言われれば人生おしまいのような気になりました。
でも、嫌われるのが怖いっていうことは自分はまだ嫌われていないと思っているということですよね。
それってただの傲慢なような気もします。
はじめから嫌われている程で人に会っていけば、嫌われることもないです。
もう、すでに評価を下されているので、
あとから突き落とされる心配もありません。
もうすでに突き落とされている状態から、始まっています。
人間は誰しも、強欲で利己的で…みんながみんなそうじゃないのかもしれないけれど、
ほとんどの人が己を一番に大切にしますよね?
そう。人間って汚いんです。
人間ってずるいんです。
自分の身を守るために他人を蹴落とすことができます。
それは、自分の生存本能を大切にしているだけなのです。
しかし、世間一般ではそういうことをしていると、上手くいかないし、回り回って自分の身に不幸が訪れます。
みんながうまくいかないんですよね。
だから、みんなが上手くいくように気を遣って生きているのが人間です。
そして、黒い部分を隠して生きているのが人間です。
その黒い部分を見られたらどうしよう?と過度に恐れる方は、その黒い部分をオープンにしてしまいましょう。
何も他人を蹴倒したり自己中心的になれということではありません。
私にはこんな汚い部分があるんですよ。と自分が認めて、他人にもそれを知らせたつもりでいるようにしましょう。
そうすることで失敗を恐れたり、性格悪いやつだと言われて嫌われることを怖く思うことが少なくなるのではないでしょうか?
そして、他人のちょっとしたアラやミス、なんとなく感じるいやらしい部分も受け入れられるのではないでしょうか?
嫌なことをされてそれを許してしまえと言っているのではありません。
ちょっとした他人のイラつくことにも寛容になれたり、そのことに気を取られることも少なくなるのではないでしょうか?
鬱の原因とは?
うつ病の原因は生まれつきの性質や、精神的ストレス、親との関係、生活リズムなど様々ですが、その中でも食事が重要な位置を占めているようです。
まず、食事でバランス良く栄養をとることが大切です。
私たちは食べたものでできており、
食べたものは腸にいる微生物の餌になります。
腸もどうやらうつ病と深く関わりを持っています。
以下のような状態であると心が不調に陥ってしまいます。
1.タンパク質代謝の低下
2.ビタミン群の不足
3.血糖調節障害
5.鉄欠乏
6.腸内環境の悪化
7.重金属
これらのことに気をつけて生活をおくるように心がけていくと、精神状態が改善に向かう可能性があると言われています。
次回からはこれらについて一つずつみていきたいと思います。
鬱と母
この歳になって、母を責め立て、そのくせ依存しています。
母のせいで私はこんな病気になったんだ!と自己責任から逃れようとします。
私は悪くない。そう思いたいだけなのに、母のことを深く傷つけるのをやめられない。
昔の母は、厳しかった。なんでもすぐ怒るし、私の人格を否定して、行動の制限や強制をした。幾度となく傷がついた。
父と喧嘩して、泣いてる母。
父と喧嘩して愚痴をいう母。
父と喧嘩して、拗ねる母。
父と喧嘩して、髪の毛を引っ張り上げられる母。
どうしてこんな母を見なきゃいけないのか。
いつも母に見張られてて、結婚しなきゃ悪い子。こうでなきゃ悪い子。
ああ、母に縛られてるんだな。
うつ病になって気づいたこと その2
あいつは突然やってくる…
黒くて重たくて底知れぬ魔物みたいなもの。
この子が出てきたら手のつけようがない。
さっきまでの気分はどこへやら?
ずるずると引きずり込もうとする。
「気の持ちようだよー」
「考え方次第だよ!」
なんて言われたら、あいつは荒れ狂うんです。
高校生の頃、自分の気持ちを無視し続けていたらあいつが来た。
鬱の症状のひとつ、希死念慮。
今ではほぼ毎日くるけれど、
これだけやれば少しは楽になるよ。
それは無闇に抵抗しないこと。あいつに降参すること。そうしたら、あいつもちょっとは悪びれるかな?